院長:川島健志

院長:川島健志

はじめまして。
2024年5月、岐阜市の鷺山地区に「かわしま整形外科リハビリクリニック」を開院します川島健志(かわしまけんじ)と申します。

私の生まれは岐阜県ですが、幼少期は静岡県清水市(現 静岡市清水区)でサッカー少年として過ごしました。中学では3年生の最後の大会の試合中に手首の骨を折り、悔し泣きしながら病院に救急車で運ばれた苦い思い出があります。その時にお世話になった整形外科の先生に憧れたことが、整形外科医・スポーツドクターを志したルーツとなっています。

岐阜大学医学部を卒業してからこれまで整形外科専門医、スポーツドクターとして岐阜大学病院、県内の関連病院で一般整形外科診療、外傷、脊椎疾患、関節疾患、スポーツ障害の治療、野球肘検診などさまざまな臨床経験を積んでまいりました。特に肩関節に関しては専門医として最先端の治療を研究・追求しながら、数多くの肩専門外来診療、関節鏡手術、人工関節手術に積極的に取り組んできました。

肩の痛みで困っている患者さまのほとんどは「どうせ肩こりか四十肩、五十肩だろう。そのうち治るだろう。」と自己判断してしまい、だいぶ時間がたってから受診されることも多いのですが、正確な診断と適切な治療の後に「ここに来てよかった。もっと早く先生に診てもらえばよかった。」と喜んでいただけることに医師としてのやりがいを感じてきました。

また肩の痛みの原因は肩関節そのものだけでなく、姿勢、筋力、全身の柔軟性、体の使い方、癖などほかの部分にも問題があるケースが多く存在します。その治療経験から整形外科診療において首、肩、腰、膝など痛みの出ている部分のみの診察・治療だけでなく、全身の身体機能をより広い視点で診るということを常に心がけてきました。そして一人一人のニーズに寄り添った処置やリハビリテーション、疾患予防のためのコンディショニング作り、健康増進を行っていくことの大切さを痛感してきました。

様々な痛みで悩み、自分を選んで頼ってくださる患者さまにもっとお役に立てることはないかと考え、通いやすい便利なクリニックでもっと身近に専門診療・質の高いリハビリテーションを提供したいと思い、医師として育てていただいた岐阜の地で開業することを決意しました。

首・腰・膝の痛みのような一般的な整形外科治療、骨折・傷などの外傷治療に加え、肩の専門治療、スポーツ整形外科、骨粗しょう症治療などこれまで自分の培ってきた知識、技術を駆使して、「ここに来てよかった!」と安心・笑顔・希望を届けていきたいと思っております。

当院では「道具任せでない、人が人を治すリハビリ」をモットーに100平米を超える広々としたリハビリ室で経験豊富な理学療法士によるリハビリを受けることができ、地域の皆さまがケガや痛みから回復し、日常生活・スポーツ活動に安心して戻れるようにサポートします。また屋外リハビリスペースやトレーニング設備も充実させ、ケガの予防、スポーツ能力の向上、健康寿命の延伸にも力を入れたいと思っております。

また高性能のオープンMRIを導入しました。開放性が確保されストレスが少ないMRI検査が気軽に行えることにより、X線や超音波検査だけでは診断がつかなかった疾患・病態も、よりスピーディーで正確な診断による適切な治療が可能となり、皆さまのお役に立てると思っております。

小さなお子さまからお年寄りまで、地域の皆さまが気軽に何でも相談ができる、ほっとできる「駆け込み寺」のようなクリニックをスタッフ一同目指してまいります。
どうぞよろしくお願いいたします。

経歴

平成21年 岐阜大学医学部医学科 卒業
木沢記念病院(現 中部国際医療センター) 卒後臨床研修
平成23年 木沢記念病院(現 中部国際医療センター) 整形外科 医員
平成26年 岐阜大学医学部附属病院 整形外科 医員
平成28年 岐阜大学大学院医学系研究科 病態制御学講座 整形外科学分野
令和元年 船橋整形外科病院(千葉県)スポーツ医学・関節センター
肩関節・肘関節部門 国内留学
令和2年 岐阜大学大学院学位取得(医学博士)
山内ホスピタル 整形外科 部長
令和6年 かわしま整形外科リハビリクリニック 開院

資格

  • 医学博士
  • 日本整形外科学会認定 整形外科専門医
  • 日本整形外科学会認定 スポーツ医
  • 日本整形外科学会認定 運動器リハビリテーション医
  • 日本スポーツ協会公認 スポーツドクター
  • リバース型人工肩関節置換術 実施医
  • ロコモアドバイスドクター

所属学会

  • 日本整形外科学会
  • 日本肩関節学会
  • 日本スポーツ整形外科学会

受賞歴

平成30年度 公益財団法人 整形災害外科学 研究助成財団 臨床的研究助成
令和元年度 日本関節鏡・膝・スポーツ整形外科学会 (JOSKAS) フェローシップ
令和2年度 岐阜大学整形外科同門会 学術奨励賞 (臨床部門)
令和3年度 岐阜大学整形外科同門会 学術奨励賞 (基礎部門)
令和4年度 岐阜医学奨励賞

英語論文業績(筆頭著者のみ抜粋)

1) Kawashima K, Terabayashi N, Asano H, Akiyama H.
Total shoulder arthroplasty combined with superior capsular reconstruction using tensor fascia lata: A case report.
JOS Case Reports. 2023 Dec;2(4):118-121.

2) Kawashima K, Terabayashi N, Asano H, Akiyama H.
Arthroscopic Long Head of the Biceps Transposition for Superior Capsular Augmentation Results in Comparable Clinical Outcomes to Arthroscopic Partial Repair for Irreparable Rotator Cuff Tears.
Arthrosc Sports Med Rehabil. 2021 Dec 23;4(2):e425-e434.

3) Kawashima K, Sugaya H, Takahashi N, Matsuki K, Takeuchi Y, Terabayashi N, Akiyama H.
Relationship between the morphology of the greater tuberosity and radiological and clinical outcomes after arthroscopic rotator cuff repair.
JSES Int. 2021 Jan 25;5(3):493-499.

4) Kawashima K, Terabayashi N, Asano H, Akiyama H.
Total Shoulder Arthroplasty in a Patient with Nail-Patella Syndrome: A Case Report.
JBJS Case Connect. 2021 Sep 2;11(3).

5) Kawashima K, Ogawa H, Komura S, Ishihara T, Yamaguchi Y, Akiyama H, Matsumoto K.
Heparan Sulfate Deficiency Leads to Hypertrophic Chondrocytes by Increasing Bone Morphogenetic Protein Signaling.
Osteoarthritis Cartilage. 2020 Nov;28(11):1459-1470.(学位論文、岐阜医学奨励賞受賞論文)

6) Kawashima K, Terabayashi N, Asano H, Akiyama H.
Lipoma Arborescens of the Subdeltoid Bursa Associated With Rotator Cuff Tear: A Case Report.
J Diagnostic Medical Sonography. 2020;36(4):353-356,

7) Kawashima K, Terabayashi N, Asano H, Akiyama H.
Classification of Stress Fractures of the First Rib in Adolescent Athletes.
J Pediatr Orthop B. 2020 Jul;29(4):409-411.

8) Kawashima K, Shinozaki M, Tsugita M, Ishimaru D, Akiyama H.
Modified Extension Block Technique for Bony Mallet Injury of the Hallux.
J Foot Ankle Surg. 2019 May;58(3):596-598.

9) Kawashima K, Terabayashi N, Miyagawa T, Tanaka R, Ogawa H, Takigami I, Matsumoto K, Akiyama H.
Stress Fractures of the First Rib Related to Swinging of a Baseball Bat: Two Case Reports.
Clin J Sport Med. 2016 Nov;26(6):e108-e110.